terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

ネットコミュの波に乗れない生き方

 

 

映画レビュー投稿サイト『映画生活

私の趣味を広げ

ライフワークを築くきっかけとなったのは、

前回に書いた通りです。

 

しかしその一方で

サイト閉鎖の一報を聞いたとき、

真っ先に覚えたのは安堵感でした。

 

「ああ、よかった」と、

思わずため息をついてしまったのです。

 

これだけお世話になったし、

楽しみのひとつだったのに・・・なぜか?

 

 

じつはこのサイト、

けっこう荒れやすいのです。

 

映画そのものへの酷評はもちろん、

作品に関連した政治・社会問題についての

認識の違いで喧嘩へと発展したり。

 

さらには映画とはまったく関係なく

レビューアーのマナーの悪さが

議題にのぼるのです。

 

せめてそれが

ルール違反を咎めるくらいならいいのですが、

誰に迷惑をかけているわけでもない

ようなケースでも非難される始末。

 

さらには暴言や誹謗中傷もたいへん多い。

私は次第に居心地の悪さをおぼえました。

 

私はたしかに『映画生活』からは

いろんなものをもらいました。

しかしその最たるものは

 

〝ネットでコミュニケートすることの難しさ〟

 

だったのです。

 

 

これによって

コメントをつけるだけでなく、

レビューするだけでも

神経を使うようになりました。

 

それでも、

誤解を招いたり正反対の意味にとられたりして、

すっかり辟易。

他人同士のやりとりが目に触れるだけでも、

心が乱されるようになったのです。

 

いわゆる〝コミュ障〟です。

 

もちろん、そこまで参っているのなら、

ネットなんかやめてしまえばいいのに、

と考える向きもあるかもしれません。

 

しかし今の時代に

オフラインに引きこもることは難しい。

特に私の場合は、

自著をネットでのみ出版しているので

なおさらです。

 

そうして考えた末、

「ネットだからといって、双方向である必要はない。

 自分が発信した情報を受け取ってもらえさえすれば、

 それでいい」

という方向にいったんは舵を切りました。

ちなみにこのブログもその一環です。

 

ただ、

最近はそれにも限界を感じるようになりました。

やはりひとはコミュニケーションを求めて、

アクセスしているわけですから。

 

今後は、

自分なりのネットでの身の振る舞い方を

模索しなければならないと考えています。

 

 

 

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