terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

命は公共財産

 

新型コロナで

亡くなった方が100万人を超えたそうです

(これを書いている9月28日現在)

 

もちろんそれは全世界での累計であって、

国内では1500人超(これも上に同じ)ですが、

それでも大変な数だと思います

 

それで私が思い出したのは、

阪神大震災当日の夜のこと

激震で住んでいた家が半壊したため、

庭にテントを張って家族とともに過ごしました

しかし興奮のあまりなかなか眠れません

 

それでラジオに耳を傾けていると、

死亡者が1000人を超えたと報道されたのです

 

この地震は私が生まれてから

はじめて遭遇した未曾有の災害だったので

「四桁ものひとが亡くなったのか!」と

たいへん驚いた記憶があります

 

その後、東日本大震災のような、

これを上回る死者が出る大型災害が起こりました

万人単位になると、

もう想像が及ばなくなってしまいます

 

それが今年は100万人ものひとが亡くなるとは!

 

ここでもうひとつ思い出すのは、

数年前に母が癌でなくなったときのことです

そのときは、家族と親族そろって悲しみました

 

亡くなるのはたったひとりでも、

それについて悲しむ人はその何倍や何十倍、

有名人なら何百倍、何千倍にも

ふくらんでしまうのです

これは途方もない数です

 

そう考えると、

やはり命は貴重です

 

にもかかわらず、

自殺者が絶えないことが気にかかります

 

人間、つい自分の命は

自分だけのものだと考えがちですが、

実際はまったくそうではないのです

 

命は公共財産だと思います

大切にしてください

 

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