terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

皮肉な現実が阻むもの

 

私は、ころころと買い換えるのが好きではありません。

ひとつのものを修理しながら、

大事に長く使っていきたいと考える性格です。

 

しかし、それを阻むものがあります。

 

つい先日、7年間愛用していた眼鏡が

壊れてしまいました。

 

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それで、破損したパーツを交換してもらおうと

眼鏡店に持って行ったら、びっくり!

税込みで2万円を超えると言われたのです。

 

ちなみにそのフレームの購入価格は

2万7,000円弱。

これは割引価格だったのですが、

しかしそれを差し引いても

修理にかかる費用って、

ずいぶん高いと思いませんか?

これは眼鏡に限らず、です。

 

たとえば10年ほど前には、

パソコンの内蔵DVD-ROMドライブを

壊してしまいました。

 

それで修理に出したら、

見積もり額が購入価格(こちらは定価)の

半額を超えたのです。

 

また最近、電子レンジを修理に来てもらったときも、

倍出せば最新のものが買えてしまう

というような見積もり額を

提示されてしまいました。

 

ちなみに前出の眼鏡店の店員さんによると、

使っているフレームが壊れた場合、

ほとんどのひとは直そうとせず、

少し安いフレームを買い直すのだそうです。

 

時代はエコ。

一つのものを長く使い続けることが、

環境に負担をかけないで済む方法のひとつなのに、

買い直した方が便利で割安になる

という皮肉な現実が、

それを阻んでいるのではないか?

私はそう思うのです。