terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

言わないのは礼儀

 

机に向かっている時間が長い私には、

マッサージが欠かせません。

 

担当してくださっているセラピストが

たいへん好感の持てる方であることもあり、

楽しく利用させていただいています。

 

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しかし最近、

とある質問箱でげんなりする投稿を読みました。

某マッサージ店を経営しているオーナーの方が、

特定の客人に対する不満を暴露していたのです。

 

投稿を読む限りそのオーナーに落ち度はなく、

問題があるのは客の方だというのはわかります。

また個人の名前や特徴を出しているわけではないので、

法律的にも問題ない。

許容範囲内の投稿だと思います。

 

とはいえ・・・

こうもストレートに感情をさらけ出されてしまうと、

読み手としては同情よりも不快感の方が強く残る。

正直、この方が経営されているお店には

足を運びたくないと思ってしまいました。

 

決してルール違反ではない。


だけれども、

たとえ匿名でも、

そういった感情を暴露しないことが、

礼儀なのではないかな

と思うのです。

 

 

私が子供の頃、

スチュワーデス物語

というドラマが放映されていました。

今となってはタイトル自体が死語ですが(笑)

でも当時はとても人気の番組だったのです。

 

そしてドラマのなかで、

教官や客室乗務員の見習生たちは

乗客のいない場所でも彼らを「お客様」と呼び、

けっして悪口は言いませんでした。

 

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もちろん航空会社が撮影に協力しているから、

ということもあったのでしょうが、

視聴者に対する配慮も兼ねていた。

 

だからリアリティーはないけど、

観ていて気持ちがいい。

最近はそういう心遣いが

忘れられているように感じられてしまい、

残念に思います。