terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

この世は平等。誰も損することはなく、また得もしない。

 

先日、ある方から、

財布を落としたという話を聞きました。

 

お金だけ引き抜かれて、

トイレのゴミ箱に

捨てられていたというのです。

 

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盗られた金額はそれほど多くなく、

中に入っていたカード類は

全部戻ってきたのですが、

とはいえ気持ちのいい話ではありません。

 

しかし、私はその方にこう言いました。

「損したと思っているでしょう?

でも、実はあなたは損なんかしていませんよ」

 

なぜなら、

人生は得も損もしないようにできているからです。

 

人の一生は山あり谷ありです。

いいときもあれば、悪いときもある。

しかし、すべての人生が終わった時に

それを均せば、平らになるのです。

 

これは例外なく、あらゆる人に当てはまります。

私はそれを知っているので、

財布を拾っても、中のものには手をつけません。

ちゃんと交番に届けます。

 

お金を盗っても、

後でそれが不幸となって返ってくることを

知っているからなのです。