terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

一体感のしわ寄せは・・・

 

前回につづいて

メディアの話になってしまう上に

イムリーな話題ではないのですが、

あえてこじつけます!

 

今、将棋界では藤井聡太七段の話題で一色。

たしかに若くしてこれだけの大活躍はすごいと思うし、

こんな時期だけに

明るい話題はありがたいと思うのですが。

 

しかしその一方でこうも思うのです。

「どうして、彼ばかり取り上げるのだろう?」と。

 

それで真っ先に思い出したのが、

女子ゴルフの話題。

 

昨年の秋頃、

渋野日向子が賞金女王になるかどうかが

注目されていました。

 

そのとき争った相手は

鈴木愛というゴルファーだったのですが、

彼女も日本人のはずなのに、

なぜかマスコミは渋野一色。

どのチャンネルでも同じなんですね。

 

むかしから

日本のマスコミはそのパターンなので、

それが当たり前。

しかしあらためて考えてみると、

みんながぜんぶ同じ方向しか見ていない

というのは不思議だなと私は思うのです。

 

たとえば、

新聞によってあつかうニュースが

まったくちがっていてもいいんじゃないかと思います。

あるいは、

チャンネルによって出演している芸能人がちがうとか。

同じジャンルの番組でも演出はさまざま、

みたいなことがあってもいいと思うのです。

 

そうならないのは、

皆が同じであるということに

安心感を抱いているからでしょう。

 

全員で同じアスリートやチームを応援する、

という一体感が心地いい。

 

でも、もし私が鈴木愛さんだったら、

賞金女王になったのに

だれも応援してくれないなんて、

すごくショック!

そう考えてしまわずにはいられないのです。

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