terra〜物語のガードナー

物語を紡ぎ出すことに人生を費やしているインディーズ作家・多部良蘭沙が、日常で感じたことを綴るブログです。どうぞ、よろしく!

自分がこれでいいと思ったら、それでよい

スマホに差し込んだイヤホンを耳に入れるだけで

 

音楽鑑賞は十分というひとにとっては、

 

なんだかよくわからない話で恐縮だが、

 

私は単体コンポーネントでシステムを組んで

 

音楽を聴いている。

 

 

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私のオーディオシステム。昔から木の温かみが好きなので、なるべく木目を取り入れました。

 

ピュア・オーディオを追求しているわけではないので、

 

ほんとうに音響にこだわっているマニアからすると、

 

そうたいした音ではないのだが、

 

個人的には満足している。

 

 

つまり、

 

ここがオーディオのいいところ。

 

「自分がこれでいいと思ったら、それでよい」

 

のである。

 

 

もちろんこれが趣味ではなく、

 

クラシック喫茶を開業するためだとしたら、

 

とうぜんそこに置くオーディオシステムは、

 

万人向けの音にしなければならない。

 

 

しかし自分の部屋で自分だけが聴く場合、

 

自分の財布と相談して

 

自分がいいと思う音を創り出し、

 

自己満足に浸れればいいだけである。

 

 

私はそこに、

 

この趣味の良さがあると思うし、

 

またこれはオーディオにかぎらず、

 

趣味とは本来そういうものだと思うのだ。

 

 

ひとはいつも、

 

他人の目を気にしながら生きている。

 

特に学校や会社では、

 

それに縛られてしまうのがふつうだろう。

 

 

しかし勉強や仕事を終えた後、

 

だれにも文句を言われずに

 

自分の趣味に没頭できる自由があれは、

 

それは、素晴らしい人生だと思うのである。

同郷の誼み

私はこれまで、

あまりフュギュアスケートを観てこなかった

 

唯一、注目したのはバンクーバーでの、

キム・ヨナ浅田真央の一騎打ちくらい

 

それが最近、観るようになったのは、

まちがいなく紀平梨花のおかげだろう

 

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しかし、優秀なフュギュア・スケーターは他にもいるのに、

なぜ彼女に惹かれるのだろうか?

 

その理由はいろいろある

 

シニアデビューするなりタイトルを総なめにしているところ

 

また、見た目はあどけない女子高生なのに

世界を股に大活躍しているギャップも魅力的だ

 

しかしもっとも大きな理由

それは出身地だと思う

 

彼女が生まれ育った兵庫県西宮市は、

私の故郷でもあるのだ

 

甲子園球場が有名で、

さらに「関西で住みたい街」でNo.1に輝いた西宮北口なんかがある

 

そのわりに、ここを出身とする有名人の名前はあまり聞かない

もちろん調べればいろんな名前が出てくるだろうが、

しかし、紀平梨花は注目度が違うと思う

 

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ほんとうに活躍が目ざましい

 

「彼女こそわが故郷の誇り!」

 

という感じがして、

それがたまらなくうれしいのである。

 

こんなふうに自分が直接知っている人物ではないのに、

出身とか暮らした土地が同じと言うだけで

親近感を持ってしまうひとは少なくないだろう

 

 それは人間の行動としてはごく自然だ。

 

だが、それはきっかけのひとつでしかない。

私はこうも思うのである。

 

じつは接点がまったくなくても、十分ひとはつながれるのではないかと。

 

そのひとつの可能性としてインターネットがあると思う。

 

おそらく、この文章を読んでくれているひとの大半は、

私のことなど知らないだろう

 

しかし、わたしのこのブログを読んで、

なにかぴんと来るものがあったら、

あなたとわたしの接点はすでにあるのではないか、

と思うのである。

 

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